ウエディング・パーティーの進行


ウエディング・パーティーの進行

 進行の中は大きく二つに分けることができます。乾杯の前までを「披露式」、乾杯の後を「披露宴」と呼びます。  最近では、形式にこだわらず入場後すぐに乾杯したり、最初に新郎・新婦が挨拶したりと、独自のシナリオで進行するのもめずらしくありません。
 ここでは、通常の進行表に説明を加えながらご紹介しましょう。

披露式

1:新郎・新婦、入場と開式開宴の辞

新郎・新婦が入場口から入ってきます。このときの音楽は持ち込みのCDがいいでしょう。


2:プロフィール紹介

最近では、媒酌人を立てないカップルも増えてきたので、司会から二人のプロフィールを紹介する。友人がやる場合や、二人がお互いを紹介することパターンも、少数であるが増えてきました。

2:媒酌人挨拶

二人の結婚保証人です。夫婦生活が長く円満な人がいいでしょう。挨拶の内容は、「挙式の報告・二人のプロフィール紹介・二人へのアドバイス」が一般的です。


3:主賓挨拶

特に人数は決まってないが、通常は、新郎側・新婦側1人ずつの2人最近では、両家代表一人だけの場合もあるし、3人の場合もあります。しかし、お料理サービスの側からみれば、挨拶少なめ、乾杯早めで行きたいところだ。


4:ウエディング・ケーキ入刀

二人で力を合わせ、山を開いていくという意味があります。このとき会場では、乾杯の準備をしているため、会場キャプテンの合図があるまではそのままのポーズで待って下さい。ケーキの方も生ケーキが半数近くをしめるようになり、これをデザートのとき、みなさんに召し上がってもらいます。生ケーキの中に飴玉などを入れ、当たった人にプレゼントを用意するカップルもいます。また、最近ではクロカンブッシュというシュークリームの山に飾り付けしたものもでてきてますが、ごくわずかです。

4:鏡開き

ケーキ入刀の代わりに、二人でたる酒をたたいて開く儀式。和装でやる方がいいでしょう。その後、二人のネーム入りのマス酒で乾杯します。ケーキ入刀をやるなら、洋装に着替えてからがいいでしょう。


5:乾杯

ふたりの結婚を祝しての乾杯です。一般的にはシャンパンで乾杯。乾杯の発声の方が挨拶をしそうな時は、前もって司会に伝えておくと、挨拶中は「着席のままで」というアナウンスを入れてくれます。そうすれば、全員がグラスを持ったまま、じっと立って長い挨拶を聞くこともないでしょう。


披露式

6:会食

乾杯後、しばらくはご歓談がベストです。披露宴の中で、やはり食事は中心です。本来、お客を招待し、食事でもてなすのが披露宴ですから、乾杯後すぐスピーチなどはタブーです。余興はメイン料理が出終わるまで待ちましょう。


7:イメージチェンジ(お色直し)

食事の時間を利用して、イメージチェンジをします。和装から洋装へ、ウエディング・ドレスからカラードレスへ。しかし、お色直しの間に写真撮影などもあるため、混みぐあいによっては、4・50分かかる会場もある。だから最近は同じ衣装で通すカップルも出てきている。ホテルではパック料金に含まれていることが多い。


8:キャンドルサービス入場

お色直し後の入場は、通常キャンドルサービスであるが、このほかに、ドラジェ(アーモンドをシュガーでくるんだ菓子)サービス、キャンディーサービス、グリーティングサービス、ウエディングケーキのカッティングサービスなどもあります。


9:子供から花束

メインキャンドルに点火後、またはメインテーブルへ着く前に出席者の子供から花束をもらい、一緒に写真を撮ります。
この光景は、将来の家族写真のようで、周りから見るととても微笑ましい。


10:スピーチ・余興

二人が揃ったところでスピーチ・余興がはじまる。順番は特に問題なければ、新郎・新婦側関係なく盛り上がっていく順番がよい。(1:スピーチ、2:歌、3:余興など)
人数は2時間半の披露宴で、スピーチ・歌なら6〜8組、余興なら6組前後がよいでしょう。


11:両親への手紙

花束贈呈に添えて、新婦が両親へ手紙を読むシーンです。代読は司会か友人ですが、なるべくなら、本人が読んで下さい。
内容はさまざまで、「今日の日を迎えた感想・小さい頃の思い出・新家庭の抱負」が一般的です。言えなかった思いを伝えて下さい。

12:花束贈呈

感謝の気持ちをこめて、相手の両親へ贈ります。今日の日まで、自分のパートナーを育ててくれてありがとうという気持ちと、これからもよろしくという気持ちを込めて贈ります。自分の両親に贈る場合もあります。


13:謝辞

今日の出席のお礼とこれからもよろしくという気持ちの挨拶を、両家を代表して新郎の父が、会場の末席より挨拶します。新郎がする場合はそのあとがいいでしょう。また、最近は二人でプランを立てるため、新郎・新婦だけの挨拶も増えてます。


お開きと見送り

会場お開き口で、新郎・新婦(両親・媒酌人)が出席者を見送ります。引出物をここで渡す人もいるようですが、客によって違う物があるときは、やめましょう。


演出

パーティーを盛り上げるための演出を挙げてみましょう。もちろん、「入場時・ウエディングケーキ・乾杯・歓談・お色直し退場・入場、キャンドル点火、花束贈呈」のシーンはいい演出が必要ですが、ここでは、その他の演出についてご紹介しましょう。

音楽

何もなくても音楽だけは入れましょう。
迎賓時・入場時・ウエディングケーキ・乾杯・歓談・お色直し退場・入場、キャンドル点火、花束贈呈、お開き
少なくてもこれだけは必要です。

生演奏

通常エレクトーンですが、弦楽四重奏、ピアノなどもよい。

ドライアイス

入場時などに一時期よく使われてた。

しゃぼん玉

メインキャンドル点火と同時に使われることがあります。

スライド

子供時代からの二人の紹介ビデオで、相手の親戚に育った環境を伝えるのにいい。

シャンパンピラミッド

ドリンクに興味あるか、またはその仕事に関係してる新郎新婦が、ごくまれにやることがある。シャンパングラスを積み上げ、その一番上からシャンパンを注ぐセレモニー。これの前にシャンパンサーベルと言う、ボトルの先をナイフではじき飛ばす儀式もあります。

ビデオ上映

二人の生い立ちビデオを中座中に流したりします。この代わりにスライドもあります。

ビデオカメラ

演出ではないが、写真と同様思い出になります。


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